前回、ベランダでアウトドアを楽しむベランピングの魅力についてご紹介いたしました。
今回は、実際にDIYでリフォームを行う際に気を付けておくことをお伝えします。
オリジナルの癒し空間・ラグジュアリーベランダに DIY でグレードアップしましょう。
DIYでベランダ床をリフォーム
ベランダ DIY に取り掛かる前に、まずマンションの管理規約を確認しましょう。ウッドデッキの使用を禁止していたり、材質を制限していたりする場合があります。しっかり読んで、規約に違反しないよう注意しましょう。
またマンションのベランダは緊急時の避難経路にもなっています。経路をふさがないようにしましょう。
今回はベランダ用のウッドデッキ材の中でも、簡単にDIY可能なパネルタイプのリフォームについてご紹介します。
30~60cm 程度のブロックを連結しながら置き敷きしていくだけですので、面積にもよりますが、工事自体は1日で済みます。
失敗しないためのコツは、ウッドパネルの購入前に、ベランダの寸法を正確に測っておくことです。
選ぶパネルのデザインによっては配置も考えておきましょう。割り付け次第で、見え方も変わってきます。
パネルの枚数を間違えないためにも、配置レイアウト図をあらかじめ書いておくとよいですね。
ウッドパネルを注文する前に気を付けておきたいこと6つ
①パネルの使用枚数を確認し、割り付けも考えておきましょう。...正確に計測し、必要パネル枚数を間違わないようにします。変形しているベランダの場合は、端に使用するパネルはのこぎりでカットして使用します。
②工事がしやすいパネルを選びましょう。...カットできないもの・しにくいものもありますので、事前に確認しましょう。
③メンテナンス性がよいものを選びましょう。...天然の木は傷みが早いのでお手入れに手間が掛かります。ハードウッドと呼ばれる傷みにくい材料や、樹脂を混ぜた人工木なら長く美しく保てます。
④デザインを選びましょう。...色や材質により、室内からの連続性も楽しめます。
⑤お手入れしやすいものを選びましょう。...ウッドデッキの下には、砂やゴミが溜まりやすくなります。溜まると水はけが悪くなり水漏れの原因ともなりえますので、定期的に掃除をするようにしましょう。着脱しやすいものがオススメです。
⑥マンションの大規模修繕のことを念頭において選びましょう。...大規模修繕の時には、ベランダ床の防水工事を行うた め、一時的に室内に入れることになります。分割して保管できるものがいいですね。
ウッドデッキ以外のリフォーム
その他、外からの視線を気にすることなく楽しむために目かくし材を取り付けたり、エアコン室外機にカバーを設けたりすることもできます。少しずつ揃えていくのもいいですね。
テーブルやチェアを素敵にレイアウトして、お気に入りの空間に仕上げましょう。
いかがでしたでしょうか。
ベランダのリフォームは事前準備さえきちんとできていれば、1日で完了します。今年の夏は、ぜひベランピングでお楽しみください。
※コラムの内容や掲載商品は執筆時の情報であり、予告なく変更される場合がございます。最新情報をご確認ください。実施する際は、お客様ご自身の責任において行っていただきますようお願い申し上げます。
〈監修〉Yuu[本名:尾間紫]
一級建築士、 インテリアコーディネーターとして数多くの現場経験や相談実績をもち、住宅リフォームコンサルタントとして快適な住まいづくりのノウハウを発信している。