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絵や写真だけではない!
取り付け簡単なピクチャーレールの活用アイディア

絵画やポスターを飾るためのピクチャーレールをご存知でしょうか。
画廊や店舗などにてよく見かけますが、最近ではご自宅に取り付ける人が方が増えてきています。絵画や写真はもちろんのこと、アイディア次第で多様な使い方ができます。 今回は、ピクチャーレールの活用方法についてお伝えいたします。

ピクチャーレールを使って自在にレイアウト

ピクチャーレールとは、レール、ランナー、ワイヤー、フックがセットになったもので、絵を吊って飾るためのものです。
絵だけでなく、写真や時計などを掛けることもできます。一度取り付けてしまえば、それ以降は壁に穴をあけることなく、フックの位置やワイヤーの長さを変えることで、自由自在に飾る位置を調整可能。リビングはもちろん、廊下や子供部屋の壁や天井にも取り付ければ様々な使い方ができます。

飾りたいものに合わせて種類を選びましょう

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絵やポスターだけでなく、時計やカレンダー、子供が描いた絵などを、好きな位置にレイアウトして飾ることができる。(荒川技研工業)

吊り下げたいものの荷重や取り付け場所によって、レールやフックの種類が異なります。 耐荷重10㎏の軽量タイプのレールなら、写真や時計など比較的軽いものを吊り下げることができます。ハンガーやカバンなどを吊りたい場合は、耐荷重30㎏のレールを選ぶようにしてください。目的に合ったものを取り付けるようにしましょう。耐荷重は吊り下げるものの合計の重量です。耐荷重を超える重さの物を掛けるのは避けてください。

ピクチャーレールを取り付ける場合は、ビスを使って下地にしっかりと固定してください。下地がない石膏ボードに取り付ける場合は、石膏クギを併用する方法もありますが、ビスに比べて耐力が低いので、既定の耐荷重は保証されません。また、壁の材質や劣化状態、取付方法によっても保証されないケースがあります。心配な方は、専門の業者に事前に相談されるとよいでしょう。

癒しを生む活用アイディア

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植物を飾って。楽しみ方はいろいろあります。(荒川技研工業)

お部屋に取り付けたピクチャーレール。お気に入りの絵や写真を掛けるもいいですが、植物を飾るのはいかがでしょうか。植栽を吊るすプラントハンギングを取り入れたり、一枚の絵のように観葉植物を植えこむウォールグリーンを壁に掛けたり、楽しみ方はいろいろです。エアプランツやドライフラワーを飾って楽しむ方もいらっしゃいます。植物の緑には癒しの効果もあります。ほっと落ち着く場所に仕上げましょう。

機能を活かすアイディア

ピクチャーレールの活用方法は、ものを『飾る』だけではありません。『収納する』こともできます。専用のフックを取り付ければ、洋服や帽子、カバンなどを収納することができますし、棚やマガジンラックを設けて、物の保管場所としても空間を有効に使うこともできます。

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高さ調節が簡単に行えるハンガー用ラックとカバン掛け用のフック。ハンガー用ラックは使用しないときは、折りたたみ可能。子供部屋に取り付ければ、成長に応じて高さを調節できます。
壁に棚を取り付けることもできる。(荒川技研工業)

いかがでしたでしょうか。
ピクチャーレールを使って壁にアクセントをつけると、空間に変化が生まれ、インテリア全体のイメージが変わります。気分に合わせて位置や高さを変えて、インテリアを楽しんでください。掛けるものをシーズンごとにチェンジすれば、手軽に模様替えが楽しめます。

※コラムの内容や掲載商品は執筆時の情報であり、予告なく変更される場合がございます。最新情報をご確認ください。実施する際は、お客様ご自身の責任において行っていただきますようお願い申し上げます。

〈監修〉Yuu[本名:尾間紫]
一級建築士、 インテリアコーディネーターとして数多くの現場経験や相談実績をもち、住宅リフォームコンサルタントとして快適な住まいづくりのノウハウを発信している。