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衣服の収納スペースが足りない!?
クローゼット事情をお伝えします

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入居当初は収まっていた洋服が、月日が経つにつれ増えていき、クローゼットからあふれ出ているということはありませんか?
1枚買うたびに1枚処分すれば増えることはないのですが、なかなかそうもいきません。
今回は、あふれ出た衣類をスッキリ整理するクローゼットのリフォームについてご紹介いたします。

収納スペースの満足度は低い

過去に実施した野村不動産グループカスタマークラブ『お住まいの過ごし方アンケート』の中でも、広くしたいスペースの第1位は「収納スペース」という結果が出ています。

住まいにおけるニーズ【広くしたいスペース】

※3つまで選択可能(全12項目)

全体 2人家族 4人家族
1位 収納スペース(56.7%) 収納スペース(54.5%) 収納スペース(62.8%)
2位 リビング(41.2%) リビング(40.3%) リビング(50.4%)
3位 寝室(22.7%) 寝室(24.5%) 寝室、キッチン、寝室以外の洋室(23.0%)

家族構成にかかわらず、収納を広くしたいという要望が大きいことがわかります。
(入居期間が5年以上の野村不動産グループカスタマークラブ会員様577名に電子メールにてアンケート調査/2015年2月実施)

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収納スペースが足りないと思っている方対象。(室内)「どんな収納スペースが足りないのか?」の問いに、49%の方が「衣類」と回答。(LIXIL 住宅研究所)

収納スペースの中でも、とりわけ足りていないのが衣服です。
LIXIL住宅研究所のアンケートにおいて、何の収納スペースが足りないと感じるかという問いに対して、衣類と回答された方は半数近くいらっしゃいます。(結婚していて子どもがいる女性757名に調査/2005年12月実施)

人気のクローゼット!それぞれのメリットは?

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引き出しからあふれ出た洋服。これでは、着たい時にベストな状態ですぐに着るのは難しくなります。

足りていない衣服の収納スペース。そのままにしておくと、着ようと思った服がすぐにみつからなかったり、せっかく見つかっても、詰め込まれていたためにシワくちゃだったりというようなことが起こりかねません。あふれ出た洋服がクローゼットの外で散乱している…などということもあるかもしれませんね。

クローゼットリフォームは意外と簡単。収納スペースを増やして、スッキリと過ごしませんか。人気のクローゼットスタイルは大きく分けて2種類です。それぞれにメリットがありますので、生活スタイルにあわせて選びましょう。

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壁面クローゼット。吊るす収納だけでなく、引き出しなど自由に組み合わせることができる。(dinos:カーテン付きアーバンスタイルクローゼットハンガー 引き出しなし)

まずは、壁面にずらりと衣服を並べて吊るす壁面クローゼット。限られたスペースでできるだけ多くの衣類を収納したい人向けのスタイルです。
壁面クローゼットをつくる際には、ぜひ扉の形状にもこだわってみてください。一般的に多くみられるのは、折れ戸タイプです。クローゼット内全体を見渡すことができるため、収納物の把握がしやすく、出し入れも楽にできます。引き戸タイプは、扉開閉用のスペースを必要としないため、クローゼットの前に家具や物があっても影響をうけません。また、あえて扉は設けないという方もいらっしゃいます。扉の色を壁と同系色にすると、圧迫感を感じることなくうまく溶け込みます。床にレールがない上吊りタイプの扉にすると、ホコリがたまりにくいため、掃除がしやくなりますよ。

もうひとつは、中に人が入れるウォークインクローゼット、衣類のための小部屋です。洋服以外の大きなスーツケースなども収納できます。

ちなみに最近注目されているのが、ウォークスルークローゼットです。ドアを2枚つけて通り抜けられるようになったスタイルで、1枚目のドアはリビングから、2枚目は寝室からといったように計画すれば、リビングの物を片付ける時にはリビングから出入りができ、通り抜けもできるのでとても便利に使えます。
このようなウォークインスタイルの収納をつくる際は間取りの見直しが必要ですが、壁の一部に扉を設けるなどの工夫をすることで生み出した方も多いので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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吊って洋服を保管するとシワが寄りにくく、出し入れも簡単(セフィット:スタイルシェルフ)

今回は、増えゆく衣類に対応すべく、クローゼット事情についてお伝えしました。 物や衣類があふれ出ていると、ストレスを感じがちです。
次回は、押し入れをクローゼットにリフォームする方法についてお話しいたします。うまく押し入れのスペースを活用して、部屋も気分もスッキリと暮らしましょう。

※コラムの内容や掲載商品は執筆時の情報であり、予告なく変更される場合がございます。最新情報をご確認ください。実施する際は、お客様ご自身の責任において行っていただきますようお願い申し上げます。

〈監修〉Yuu[本名:尾間紫]
一級建築士、 インテリアコーディネーターとして数多くの現場経験や相談実績をもち、住宅リフォームコンサルタントとして快適な住まいづくりのノウハウを発信している。