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猫と幸せに暮らそう!臭い・爪とぎ・運動、留守でも安心アイテム体験レポート

一級建築士事務所 OfficeYuu代表 Yuu

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今や、犬の飼育頭数を超えるほどの人気を誇る猫。ごろごろと喉を鳴らしながらくつろいでいる姿は、いつまでも見飽きることがありません。今回は、猫と人が幸せに暮らすために、押さえておきたい住まいの工夫と、話題のペットカメラの体験レポートをお伝えします。

猫は犬に比べて臭わない?
トイレの臭い対策は忘れずに

猫は犬に比べて体臭が少ないと言われています。確かに我が家でも犬と猫を比較すると、犬はお風呂に入れないとすぐに臭いが気になるのに比べ、猫は全く気になりません。

しかしトイレの臭いは別です。猫のトイレには、屋根有り、無し、システムトイレ、自動トイレなどの形状の違いのほかに、砂にも鉱物系、木材や紙のチップ系など様々な種類がありますが、どのタイプにしても臭い対策をしっかりしておくことが肝心です。

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消臭機能を持つタイル状の壁材エコカラットプラスを貼った玄関の様子です。小さな面積なら壁紙の上から自分で貼ることも可能です(エコカラットプラス / LIXIL

猫のトイレは空気の入れ替えがしやすい場所に置き、臭いがこもらないように気を付けましょう。気になる場合は、トイレの周囲の壁に消臭機能を持つ壁材を貼っておくと安心です。こちらの写真のタイル状の壁材エコカラットプラスは、消臭機能を持ち、部屋の空気を清浄に保つ機能があります。

家の臭いの対策方法は下記でも詳しくご紹介していますのでご覧になってみて下さい。⇒気になる我が家の「におい」の原因は?5つのチェックポイントと24時間換気システム活用法

爪とぎ場所は個性によりさまざま、
ビニールクロスは大好物

猫を飼っている家での悩みと言えば爪研ぎでしょう。せっかく爪研ぎグッズを購入しても、どうしても使ってくれないなんてことは日常茶飯事。我が家のネコも、市販品の爪研ぎには見向きもしません。

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壁紙の上から貼る爪とぎを防ぐ保護シートです。弱粘着タイプなら貼って剥がせてとても便利。ハサミやカッターでカットして使います(爪とぎ防止 壁紙の保護シート弱粘着タイプ / リンテックコマース株式会社

猫が爪を研ぐ場所は個性により様々ですが、好む場所は一般的に少し柔らかくザラっとしている場所。ビニールクロスの壁も大好物です。

ビニールクロスは柔らかいので、爪研ぎをされるとあっという間にボロボロになってしまいます。そんな時は、壁面に保護シートを貼って破損を防ぎましょう。壁紙の上から手軽に貼れ、後から剥がせるタイプを選べばいつでも貼り替えができるので安心です。

大切なのは上下運動、
壁に後付け可能なキャットウォーク

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壁面に後付けができるキャットウォークです。グラグラしないよう下地のあるところにしっかり取り付けが必要です。猫の安全のためにも取扱説明書をしっかり確認しましょう(ねこステップ / 大建工業

犬は平行移動での運動、つまり散歩をすることでストレスを解消し、猫は上下移動が必要と言われています。そこで猫たちが毎日楽しく元気に暮らせるよう、自立タイプのキャットタワーや、壁に取り付けるキャットウォークを用意してあげましょう。

こちらの写真は、壁に取り付けができるキャットウォークです。子猫の場合はあまり高所には取り付けないように注意をし、また掃除がしやすいよう踏み台などに乗って手が届く範囲で取り付けましょう。これなら省スペースに猫たちが健康で楽しく暮らせる場所が作れそうですね。

留守の間も決まった時間に給餌ができる、
我が家でも活躍中

猫の食事は1日に複数回に分けて少量ずつ与えるのが良いとされています。しかしそうは言っても仕事などで留守にすることもあり、なかなかそうもいきません。そんな時に便利なのが、タイマーで設定した時間に決まった量が出てくるペット用自動給餌器です。

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1回最小5g×1日最大6回のドライフードの給餌が可能。自分で勝手にフタを開けられないように耳のついた取っ手でロックが掛かります(ルスモ ペットフード・オートフィーダ / ルスモRC

私の家でもこちらの写真のひとつ前の機種を愛用中ですが、留守の間も自動で給餌をしてくれるので安心して外出ができます。今では餌が出てくる時間のちょっと前になると、前でじっと待っているようになりました。
我が家の古い機種の場合は、まれに電池切れや詰まりに気付かないことがありましたが、新機種はAC電源でも動かすことができ、また餌詰まり自動解除機能がついているので安心です。

旅行中も猫の様子が分かる、
自動追尾機能付きペットカメラ

留守番の間、猫たちが何をしているのか気になることはありませんか?また事故が起きていないか不安になることもあります。そこで最近注目されているのが、留守の間のペットの様子を見ることができるペットカメラです。

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200万画素のカメラを搭載、無線LANに接続し、留守中のペットの様子を外出先のスマホから見ることができます(HDペットカメラ / パナソニック

このHDペットカメラは、ペットの動きを赤外線センサーで検知して自動追尾する機能が付いていますので、動き回る猫の様子を確認しやすくなっています。また外出先からカメラを上下左右に動かして広範囲を見渡すことができますので、家の中に何か異常が起きていないか、いつでも確認することができます。

嬉しいのは温度センサーを搭載していることです。夏場にエアコンが止まっていたらどうしようという不安を持ったことがある方は多いのではないでしょうか。このカメラは、周辺の温度が設定範囲を超えた場合、スマホに通知が送られるようになっているので安心です。

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猫の写真は難しい!という声も。ペットカメラに録画されたお気に入りの動画をスマホから「おうちクラウドディーガ※」に転送すれば、最大20,000ファイルまで動画を保存でき、スマホやテレビの大画面で楽しむこともできます。カメラを意識しないカワイイ姿が見られるのも嬉しいですね(※おうちクラウドディーガとはパナソニックのブルーレイディスクレコーダーです)

早速、このHDペットカメラを体験してきました。カメラの反応が想像よりも早く、どこに動いても追いかけてきてくれます。またカメラのサイズは高さ12.6㎝、直径8.2㎝とかなりコンパクトで、とにかく画像がとてもキレイ! これなら留守の間に何をしているかしっかりチェックでき、安心して外出できそうです。

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HDペットカメラをパナソニックのプレスルームで体験。タブレットからもカメラを動かすことができます。写真では分かりにくいのですが、タブレットからもとてもキレイに見えます(撮影:一級建築士事務所 OfficeYuu)

マンションで猫を飼う際には管理規約を守って誰もが快適に暮らせるよう配慮しながら、住まいの小さな工夫で、更に猫との幸せな暮らしを楽しんで下さいね。

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※コラムの内容や掲載商品は執筆時の情報であり、予告なく変更される場合がございます。最新情報をご確認ください。実施する際は、お客様ご自身の責任において行っていただきますようお願い申し上げます。

Yuu

一級建築士事務所 OfficeYuu代表 Yuu

一級建築士、 インテリアコーディネーターとして数多くの現場経験や相談実績をもち、住宅リフォームコンサルタントとして快適な住まいづくりのノウハウを発信している。