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読書が楽しくなる!本を美しく効率よく収納するコツ

一級建築士事務所 OfficeYuu代表 Yuu

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気軽に買っているうちに、あっという間に増えてしまうのが本です。本棚はギュウギュウ詰め、あちこちに本が積みあがっているなんてことになっていませんか?今回は、読書がもっと楽しくなる!本を美しく効率よく収納するコツをご紹介します。

本を上手に収納するコツは、
奥行きを制すること

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我が家ではどのサイズの本が多いでしょうか。文庫本が多い家と画集が多い家では収納計画の立て方が異なります。

本を効率よく収納するコツは、本の奥行きに合わせた収納計画を立てることです。収納は、高さに関してはフレキシブルな対応がしやすいのですが、奥行きが合わないと無駄が出やすく、出し入れがし難くなるので、片付けにも手間が掛かります。

これは本棚だけでなくクローゼットやキッチンも同じです。使いやすい収納にするコツは、奥行きを制すること!本には様々な種類があり、それぞれサイズが異なりますので、まずは我が家にある本のサイズをチェックしてみましょう。

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大きな本は重量があるので低い位置に、小さな本とは分けて収納しましょう。こちらはオークの無垢材を使用した、シンプルな北欧デザインの本棚です。奥行きが28㎝あるので画集などを入れるのにぴったりです。上は季節の設えなどをするスペースに(FDBモブラー Book Case / グリニッチ

【本の奥行きのサイズ例】

(※出版社により異なることがあります)

  • ●画集 25.7㎝
  • ●A4サイズの冊子 21㎝
  • ●雑誌や週刊誌 18.2㎝
  • ●単行本 12.7㎝
  • ●漫画 11.3㎝
  • ●文庫 10.5㎝
  • ●新書 10.3㎝

日本で出版されている本の主な奥行きサイズは上記のようになっています。

奥行きが深い本棚に小さな本を入れると、前後2列に並べることになり、奥にある本は見えなくなってしまいます。もちろん出し入れに手間が掛かります。逆に本棚が浅すぎると、背表紙がはみ出して本が傷む元になり、見た目もよくありません。

本はひとまとめに本棚に入れるという考え方ではなく、まずは手持ちの本のサイズを確認し、奥行き別に計画を立てましょう。サイズが大きな本は重量があるので低い位置に並べ、小さな本とは分けて収納すると、それぞれ無駄なく効率よく収納できます。

文庫やコミックスは、
空いた壁面を徹底活用してスッキリ

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背板が無い本棚なら本の奥行きサイズぎりぎりでOK。廊下に設置する際は、家具の搬入や車いすでの通行に支障が無いよう、廊下幅は内寸で幅80㎝以上を確保しましょう。

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本棚と壁と一体化させるアイデアも。家中の壁が本棚になったら読書好きも大満足!

文庫やコミックスは奥行きが10㎝程度ですから、空いた壁面を活用して薄型の専用本棚を設置すると、スッキリと片付きます。ソファーの後ろやダイニングの壁、玄関、トイレなど、家中の壁面を活かしましょう。毎日ずらりと並んだ本を眺めながら、今日はどれを読もうかと考えるだけでも楽しくなりそうです。

省スペースにするコツは、本棚に背板を付けないことです。背板が無い本棚なら本の奥行きぎりぎりのサイズで大丈夫です。

読みかけの本は、
壁付けシェルフでリビングのインテリアに

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壁付けのシェルフなら本棚がインテリアのアクセントになります。我が家オリジナルのデザインで作るのも良いですね。本の重さに耐えられるよう取り付けはしっかりと(FISHBONE / B-Line

読みかけの本は壁面に小さなシェルフを取り付けて、インテリアにしてしまいましょう。気になる本、いつか読みたいと思っている本などを目につく場所にさりげなく置けば、自然と手が伸びて、読書が捗りそうです。

壁付けシェルフはインテリアのアクセントになるよう、デザイン性の高い物を選びましょう。造作家具で我が家オリジナルのデザインの棚を取り付けるのも素敵です。

デスクと一体化した本棚で、
省スペースな読書コーナーや書斎に

本棚にカウンターを組み込めば、読書コーナーや書斎として使えます。収納と机を一体化させるので省スペースでありながら、機能的で使い勝手の良いスペースになります。

本を読むための専用の場所があれば、更に読書が楽しくなること間違いなし!リビングや寝室の空いた壁面を上手に活用してみてください。

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収納メーカーの老舗「ギャラリー収納」の本棚+カウンターの組み合わせ。置き家具のように手軽に設置ができ、造作家具のように部屋に合わせてオーダーできるシステム収納です。奥行きは30㎝から55㎝まで5㎝刻みでオーダーでき、表面材は7色、ハシゴは8色揃っています。(本棚収納Vシリーズ / ギャラリー収納

こちらは本収納に特化したシステム家具です。スキマ無く壁に設置するので収納効率が高いのが特徴です。現場で寸法を取り、プランを決め、出来上がった家具を設置するだけですから、工事時間は1日で終わります。

この本棚はハシゴの取り付けができるので、憧れの本屋さんのような作りにすることも。大型のスライド扉を付けたり、照明を埋め込んだり、テレビ台を組み込んだりなど、生活スタイルに合わせて本棚に機能を追加することができるので、まさに本を中心とした暮らしが楽しめる収納です。

本棚が美しく見える本の並べ方、
余白を作る上級テクニック

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一見、ランダムのように見えますが、奥行きは手前を揃え、高さは順番に、横積みを混ぜてリズム感を演出、余白を作って飾りを置くなど、魅せるための細やかな工夫がされています。

本の並べ方にひと工夫すれば、本棚が更にセンスアップします。今回は本棚を美しく魅せる2つのコツをご紹介しましょう。

1つめは、配置に規則性を持たせることです。正面が凸凹しないよう奥行きは手前を揃えて並べる、高さは順番に、色別に分類するのも良いでしょう。
これらは本だけでなく、インテリアを美しく整えるポイントでもあります。例えばキッチンでも、電子レンジやオーブントースターなどの家電製品は、手前のラインを揃えてサイズ順に並べるとスッキリ整って見えます。

2つめは、インテリアの上級テクニック、余白を作ると見栄えがぐっとアップします。ぎっしり本を詰め込むのではなく、ときどき空間をあけてそこに植物やお気に入りのアイテムを飾りましょう。余白がゆとりを生み出し、抜け感のある上質な空間に仕上がります。

本の収納が良いと読書が一層楽しくなり、インテリアがすっきり整います。より使いやすく美しい本収納を計画してみてください。

※コラムの内容や掲載商品は執筆時の情報であり、予告なく変更される場合がございます。最新情報をご確認下さい。

Yuu

一級建築士事務所 OfficeYuu代表 Yuu

一級建築士、 インテリアコーディネーターとして数多くの現場経験や相談実績をもち、住宅リフォームコンサルタントとして快適な住まいづくりのノウハウを発信している。