ホテルやレストランでおしゃれなトイレに出会うと、なんだか嬉しい気持ちになるものです。トイレが素敵だと毎日が楽しくなります。今回は、モデルルームやリフォームの事例から見る、トイレのセンスアップのアイデアをご紹介します。
モデルルームのトイレコーディネートの定番
額縁&グリーンのスタイリング方法
額縁とグリーンを使ってスタイリングをした、モデルルームのトイレの事例です。
トイレは飾り過ぎると清潔感が失われがちになります。これは最小限のアイテムでトイレをセンスアップする組み合わせ。大きな額縁を掛けて壁面を引き締め、カウンターの上の小さなグリーンでナチュラルな癒しを演出しています。
トイレは床面積が小さく、壁の存在感が大きい部屋です。そのままでは壁が広く感じられ、殺風景な印象になってしまうことも。額縁や壁飾りを取り付けるとメリハリが生まれ、空間が引き締まります。
額縁をセンスよく飾るコツは、余白とのバランスを整えることにあります。額縁が小さ過ぎると余白が大き過ぎて、バランスが悪くなってしまいます。小さい額縁の場合は、複数を組み合わせるのもいいでしょう。
トイレの額縁は毎日何度も眺めるものです。お気に入りの絵や写真を選んで、バランスよく飾りましょう。
トイレは機能重視のため、無機質で冷たい印象になりがちですが、グリーンを取り入れることでナチュラルな癒しを感じられるようになります。
こちらのモデルルームの事例は、葉を勢いよく伸ばしたグリーンをカウンターの上にあしらい、軽やかで活き活きとした姿が、硬質的な空間に命を吹き込んでいます。
お手入れの手間を省くならフェイクグリーンを使う手も。トイレのグリーンは小さくても効果大、モデルルームのコーディネートでも欠かせないアイテムになっています。
ひとりの時間が楽しいパーソナルスペースに
お気に入りの小物を飾って
トイレは究極のパーソナルスペース、ひとりの時間を過ごす場所だからこそ、自分だけの楽しみや喜びがある空間でありたいものです。
お気に入りの小物を飾ったり、趣味の物を眺めたり、充実したひと時を過ごせる空間づくりをしてみるのはいかがでしょう。
こちらはガラス容器の中にコケやフィギュアをレイアウトしたテラリウムアートです。ひとり静かにガラスドームの中に広がる小さな世界を眺めていたら、時間が経つのも忘れそうです。
もちろん清潔を保つことが肝心ですから、サッと拭き掃除ができるものを選んで飾りましょう。
ホテルのパウダールームのようにしつらえる
鏡とミニタオルをプラス
手洗い器の前に鏡を取り付けて、ミニタオルを用意しておけば、ホテルのパウダールームのような演出ができます。
ゲストに使って頂くこともできますし、手を洗うたびに新しいタオルが使えるのもいいですね。
鏡は目につきやすいので、高品質でデザイン性の高いものを選びましょう。照明と組み合わせれば、更に華やかさが引き立ちます。
心浮き立つ楽しい部屋に
トイレにこそ思い切り華やかなインテリアを
トイレは思いきりインテリアを楽しめる空間です。閉じられた小さな空間ですから、少々派手過ぎるくらいでも大丈夫。こんな壁紙どこに使うのといったような華やかなものこそ、トイレによく似合うのです。
チャレンジしてみたいけれどリビングではちょっとためらってしまう、そんなインテリアもトイレなら実現できます。入るたびに心浮き立つような、楽しい気持ちになれる空間づくりをしてみましょう。
最近、注目されているインテリアは、癒しを感じさせるハーフトーンを使ったコーディネートです。便器の人気カラーはニュートラルな白。
壁や床にくすみカラーやニュアンスの異なる白を使って、白い便器と組み合わせることで、明るく優しい、居心地のいい空間になります。
ニュアンスの異なる白の組み合わせ
ゴールドの小物使いでフェミニンな印象に
こちらは便器をタンクレストイレに交換、内装を一新したリフォーム事例です。白色を中心としたコーディネートが明るさと温もりを感じさせ、ゴールドの小物使いでフェミニンな印象になっています。
こちらの事例は、白いレンガタイル柄のアクセントクロスでさりげなく遊び心をプラス。ニュアンスの異なる白色を複数組み合わせることで、空間に豊かな表情を生み出しています。
床は汚れが目立たないよう暖色系のグレーをセレクト。壁や幅木も暖色系でまとめることで、ニュートラルな白色の陶器の美しさや清潔感を際立たせています。
トイレが素敵だと、毎日がちょっと楽しくなります。癒しや喜びを感じる素敵なトイレを目指してみてくださいね。
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