Vol.6「シンプルな部屋をファブリックで彩る」
インテリア&プロップスタイリスト 窪川勝哉
シンプルな家具を選んでおけば、季節やトレンド、または好みに合わせてファブリックを使って、部屋を変化させることが可能です。
そこで、実際にシンプルな部屋を窪川さんの手でスタイリングしていただきました。
落ち着いた今どきの暖色系“コンテンポラリーウォーム”と、フレッシュで明るい印象の植物モチーフ“ボタニカルミックス”の、旬の2スタイルをリビングと寝室で比べてみてください。
リビングルーム
くすんだ暖色系&幾何学柄 vs イエローを効かせた植物モチーフ

リビングに選んだのは、スタンダードなグレーの布張りのソファと円形テーブル。こちらにカーテンとクッション、ラグなどファブリックをプラスしてみました。
まずは“コンテンポラリーウォーム”。くすんだ色味を選ぶと、グレーのソファと馴染んで落ち着いた印象に。さらに幾何学柄を合わせるとトレンド感がアップします。
対して“ボタニカルミックス”は、誰からも愛される爽やかなスタイルです。植物モチーフとはいえグリーン系だけでまとめず、イエローやベージュを組み合わせることで明るくフレッシュな印象になります。

Contemporary Warm Style
(コンテンポラリーウォーム スタイル)
グレーをベースとしたピンク系の幾何学のカーテンと、壁には共布で制作したファブリックパネル。クッション、ラグにも柄物を。
フジエテキスタイル:
「ドレープカーテン PF6434 RD」3000 × 2120mm / 121,100円
サンゲツ:
「クッション EK8277」450 × 450mm / 各5,700円
スミノエ:
「クッション D9263」450 × 450mm / 7,500円
プレーベル:
「ラグ アングル」2000 × 2500mm / 70,000円

Botanical Mix Style
(ボタニカル ミックス スタイル)
可憐な花の刺繍が施されたカーテンが主役。イエロー×グリーンが爽やかな印象です。大胆なフラワーモチーフのラグをアクセントに。
五洋インデックス:
「ドレープカーテン SD00101」3000 × 2120mm / 252,000円
リリカラ:
「クッション LS-60242、LS-60244」450 × 300mm〜 / 各6,600円
フジエテキスタイル:
「クッション FA6200GN」450 × 450mm / 6,300円
プレーベル:
「ラグ イエラ」1700 × 2400mm / 77,000円
ベッドルーム
ピンクと大人なシルバー&グレー vs グリーンとやさしいベージュ

ベージュ系のヘッドボードとドレッサー、アイボリーのベッドカバーを施した寝室に、カーテンとクッション、ラグ、そしてベッドスローでスタイリングしました。ピンクを基調とした“コンテンポラリーウォーム”は、シルバーやグレーを組み合わせることで甘さを抑えた大人の空間に。ピンクはやはりくすんだ色味を選んだ方が家具との調和がとりやすくなります。 グリーンベースの“ボタニカルミックス”は、安らぎに満ちた空間に仕上がりました。グリーンと組み合わせたのはベージュ。建具や家具と色味を揃えることで、全体がまとまります。異なる植物柄であっても柄の大小でメリハリをつければ、意外とコーディネートすることができます。

Contemporary Warm Style
(コンテンポラリーウォーム スタイル)
シルバーやグレーを合わせることで、ピンクを多用してもあまくならず、落ち着いた大人の空間に。光沢のある素材で高級感も演出。
サンゲツ:
「ドレープカーテン EK8233」1800 × 1970mm / 31,100円
マナトレーディング:
「ベッドスロー Sティ9」2400 × 1200mm / 各21,100円、「クッション サティ18」450 × 450mm / 各8,000円
プレーベル:
「ラグ サンテ」1600 × 2300mm / 50,000円

Botanical Mix Style
(ボタニカル ミックス スタイル)
安らぎ感のあるグリーンが基調の寝室。ヘッドボードなどの建具の色味に合わせてベージュを加えると、空間全体の一体感が増します。
リリカラ:
「ドレープカーテン LS60244」1800 × 1970mm / 71,100円、「クッション LS-60243」450 × 300mm / 各6,650円
フジエテキスタイル:
「ベッドスロー FA6200BE」2400 × 1200mm / 17,700円、「クッション FA6200BE、FA6200GN」450 × 450mm / 各6,300円