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Vol.8 新たなデザイン&アートフェスティバル DESIGNART 2017レポート

“感動のある暮らし”がテーマ

「DESIGNART(デザイナート)」とは、機能と美しさを兼ね備え、日常生活に寄り添い、感動を与えてくれるモノやコトを新たに定義した言葉。または、それらを発信および共有していくための活動を指します。

そして2017年10月16日(月)〜22日(日)の7日間にわたって、東京の街全体を会場として、世界中からデザインやアート、ファッション、テクノロジーなどが集められ、DESIGNART 2017が今年はじめて開催されました。

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初日に行われたオープニングイベントの一場面。フラワーアーティストのニコライ・バーグマンさん、Amazon Fashion Week TOKYO オフィシャル・アンバサダーの冨永愛さんがゲストとして登場。 ©Nacása & Partners

会期中、都内72箇所の展示会場にはロゴが施されたフラッグが掲げられ、来場者の目印となっていました。今回のレポートは、なかでも注目を集めた個展や人気ブランドの展示をピックアップしてご紹介いたします。

まずは、初年度のフィーチャー・アーティストであるピエール・シャルパン氏の個展。世界最大級のライフスタイル見本市「メゾン・エ・オブジェ 2017(パリ)」において、デザイナー・オブ・ザ・イヤーに輝いた彼にとって、東京での初個展となりました。会場には新作シェルフのほか、アトリエから持ち込まれたオブジェやドローイングなどがコンセプトごとに並べられていました。

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作品の間に立つピエール・シャルパン氏。会場となったワールド北青山ビルにて。

続いて注目を集めていたのはファッションブランドの展示会場。「ルイ・ヴィトン 表参道店」では、メゾンが誇るスペシャルオーダー製品にオマージュを捧げ、2012年からスタートした「オブジェ・ノマド コレクション」が展示されました。「フレッドペリーショップ東京」では、フレッドペリーの原点である“テニス”をテーマに清水久和氏がデザインし、天童木工が制作した「ラケット・チェア」などがお披露目されました。

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「ルイ・ヴィトン 表参道」では、吉岡徳仁氏がデザインしたスツールなどの新作も展示。

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「ラケット・チェア」を前にラケットを持つデザイナー清水久和氏。「フレッドペリー・ショップ・トウキョウ」にて。

また、イタリアンデザインの2大ブランドも、それぞれの演出で来場者の目を楽しませてくれました。「ジェルバゾーニ」では、屋内用コレクション「ネクスト」シリーズの新作テーブルを発表。「ビー・アンド・ビー イタリア」では、建築家の沖津雄司氏のオブジェが展示されました。

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左:薄くて軽いレンズで構成された沖津雄司氏によるオブジェ(左手)が「ビー・アンド・ビー イタリア」の世界観に溶け込んでいます。右:「ジェルバゾーニ」の新作コレクションが登場。

アートを身近に楽しむ空間演出

日本の家具ブランドで目を引いたのは、「カンディハウス 東京ショップ」にて展示された伊賀信氏のインスタレーション。 北海道産広葉樹の突板を使用する木製家具メーカーらしい空間でした。また、「クライン ダイサム アーキテクツ」と「カリモク」のコラボによるソファユニットも話題に。背もたれやテーブルを自由に組み合わせられる有機的なフォルムが、空間にポップな彩りを添えていました。

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北海道で活躍するアーティスト伊賀信氏の作品を展示。「カンディハウス 東京ショップ」にて。

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多様なシーンに対応可能なソファユニット。会場の「サンワカンパニー 東京ショールーム」にて。

ひときわアートな空間づくりを感じさせたのが、「モーイ」の新作カーペット。円板状のカーペットで壮麗な曼荼羅(マンダラ)アートを表現しています。「シボネ青山」で展示された、ベルトイアン・ポットによるロープで作られたマスクや手袋も、インテリアのアクセントとなるアート作品として気になる存在。そして、「エ インテリアズ」では、ボッフィやデパドヴァといったハイエンドブランドで構成された空間で、彫刻家・岩間弘氏の作品が力強い存在感を放っていました。

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左:高精細なパターンとカラーを誇る「モーイ」のカーペット。右:ベルトイアン・ポットの愛嬌たっぷりなロープ作品。「シボネ青山」にて。

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静謐な空間に岩間弘氏の作品を展示。「エ インテリアズ」にて。

そのほか、「フリッツ・ハンセン青山本店」では、フリッツ・ハンセンのデンマーク本社にあるミュージアムの貴重な所蔵品が展示されるなど、会期に合わせて見ごたえある特別展示が各所で開催されました。

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145年の歴史を体感できる「フリッツ・ハンセンの歴史展」。

振り返ると、あまり天候には恵まれない7日間ではありましたが、公式ブックレットを手に会場を巡る人々が東京の街を行き交いました。展示作品を眺めるだけでなく、運が良ければデザイナーから直接作品の説明を受けることもできて、しかもほとんどの作品が購入することが可能。

公式ブックレットには展示会場とともに建築スポットも記載し、建築めぐりも楽しめる。また、歩き疲れたらオフィシャルカフェである「ディーン&デルーカ カフェ」でオフィシャルドリンクを片手に休憩したりもできる。

買い物や仕事の空き時間にも、サクッと“DESIGNART”に触れられる同イベント、さらに進化が期待される来年の開催が今から楽しみです。

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左:会期中はオフィシャルカフェとなった「DEAN & DELUCA CAFE」。右:期間限定オフィシャルドリンクのオータムサングリア(現在は取り扱いなし)。