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LIFE STYLE COLUMN

第2回

宮本卓・世界の美しいゴルフ旅

「旅の始まりは、憧れのリゾートから」 後編

ペブルビーチ・ゴルフリンクス

世界の名コースを30年以上にわたり撮り続けてきたカリスマ・フォトグラファー、
宮本卓氏が提案する“満足度100%のゴルフ旅”。
ゴルフバッグとカメラを持って、あなたも出かけてみませんか。

ペブルビーチは訪れるだけでも価値のある総合リゾートだが、もちろん忘れてはならないのは18ホールの素晴らしさだ。

訪れるたびに違う顔を見せてくれる魔法の18ホール

私はカメラマンとして1987年からアメリカのプロツアーを撮影しているが、初めて取材したトーナメントが、この地で行われる「ペブルビーチプロアマ」だった。
そう、実は私のゴルフ旅も、ここペブルビーチ・ゴルフリンクスから始まっていたのだ。以来、公認のカメラマンとしてコースに認められるほど惚れ込み、40回以上、撮影に訪れているが、ファインダーを覗くたびに、新鮮な驚きがある。

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ペブルビーチ・ゴルフリンクスは米ツアー、AT&Tペブルビーチプロアマの舞台の1つ。過去にメジャー競技が6回開催されている(全米オープン5回、全米プロ1回)。また2019年には開場100周年を記念して6度目の全米オープンが開催される。写真は17番パー3

ペブルビーチ・ゴルフリンクスは海が近く、寒流の影響で霧が出るなど天候が変わりやすい。今でもドキドキしながらコースを訪れるのは、思ってもみないシーンと出会えるからだ。もちろんプレーヤーに対しても、このコースはラウンドするたびに、新たな顔を見せてくれる。何度訪れても、何度プレーしたとしても飽きることのないコースなのだ。

忘れずに見てほしい。
7番のサンセットと
9番から望むカーメルの街並み

18ホール、どれもが素晴らしいのだが、私のお気に入りは7番のパー3と9番のパー4。
9番ホールのセカンド地点からカーメルの町を眺めて、夕日が海に沈む7番ホールでフィニッシュ、これがお気に入りの撮影コースだ。

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沈む夕日が美しい、7番パー3

ペブルビーチ・ゴルフリンクスは365日、年中無休。そしてスタート枠はいつもいっぱい。それなのに荒れたフェアウェイやグリーンを見たことがない。
完璧なコースメンテナンスは、まるで魔法のようだ。

いつ出かけても、感じるのは幸せだけ。
まさにここは、究極のリゾートだ。

【プレーガイド】
併設されたロッジに宿泊すれば、誰でもプレーすることが可能なパブリックコース。電話やwebで直接、コースに予約を申し込むことはもちろん、日本の旅行代理店などからも予約が可能。ただし、超人気コースのため予約は困難で、宿泊+1プレーで一人1,500ドル以上と料金も超一流。周辺にあるスパイグラスヒル・ゴルフコース、ザ・リンクス・アット・スパニッシュベイなどもロッジ宿泊者はプレー可能。

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宿泊施設“ザ・ロッジ”の天然の木材をふんだんに使った客室。窓をあければ、目の前がゴルフコースだ

One point column
ゴルフコースを写してみよう!
綺麗に撮りやすいのは、
ヨコから光が射すホール

旅の記念、プレーの思い出に、コースの写真を撮るときのちょっとしたコツをご紹介しよう。コース撮影の基本の第1歩は、綺麗に撮れるホールを見つけること。探したいのは朝、あるいは夕方の光が、ヨコから差すホールだ。ゴルフコースの微妙なアンジュレーションや陰影は、真上から射す昼間の太陽光では写真に写し出すことが出来ない。同様にカメラのレンズに対して正面からの光や、真後ろからの光でも、コースは真の姿を見せてはくれない。
さてそれではどんなホールなら、朝日や夕日がヨコから射し込むのか? もうおわかりだろう。ティグラウンドからグリーンに向かって、南北、あるいは北南に配置されたホールを探し、そのホールを朝夕に撮ればいいのである。

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宮本卓

宮本卓 みやもと・たく

1957年7月10日、和歌山県生まれ。ゴルフカメラマンとして世界を舞台に活躍。
作品には、オーガスタナショナル公認カレンダー、作家・伊集院静氏との共著で「夢のゴルフコースへ」シリーズなどがある。全米ゴルフ記者協会会員、世界ゴルフ殿堂選考委員。