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LIFE STYLE COLUMN

第6回

宮本卓・世界の美しいゴルフ旅

「あのタイガーも訪れる最果ての名コース」
To the beautiful golf course in the world By Taku Miyamoto

アイルランド ウォータビル ゴルフリンクス
Ireland, Waterville Golf Links

世界の名コースを30年以上にわたり撮り続けてきたカリスマ・フォトグラファー、
宮本卓氏が提案する“満足度100%のゴルフ旅”。
ゴルフバッグとカメラを持って、あなたも出かけてみませんか。

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ウォータービルゴルフリンクス。米国ゴルフマガジン誌の世界のベスト 100 コースに選ばれている

世界が驚いた
新たなるワインの名醸地

「最果ての地に、アイルランドNo1 の名リンクスがある」と聞いて、はるばるクルマを飛ばして出かけてみたのが、ここウォータビルゴルフリンクスだ。

いくつもの山を越えてたどり着いた小さな港町。アイルランドの南西部、ケリー州にあるウォータービルは、この地を愛した名優チャーリー・チャップリンが別荘を構えていたという、鄙びたリゾートだ。

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首都ダブリンからケリー空港まで1時間ほどのフライト、空港からウォータービルまでは 70 キロの道のり だ

コースは大西洋に突き出した半島に造られた、典型的なリンクス。近年、オーガスタナショナルの改修にも携わったトム・ファジオの手により改造され、荒らしくも繊細な姿に、さらなる磨きがかかったという。

あのタイガー・ウッズは、全英オープンの前、ここを訪れることが多い。鄙びたリゾートで心を癒すだけが目的ではないはずだ。このコースのクオリティが、全英オープンの準備をするにふさわしいからこその滞在なのだろう。

人々を惹きつける
アイルランドならではの心地よさ

この地に魅せられ、コースにしばしばやって来たのは、チャップリンやタイガーだけではない。
サム・スニード、デビッド・デュバル、そしてペイン・スチュアート・・・・・・。数多くのプロたちがここでプレーし、都会の喧騒を離れた、この小さな田舎町で足を休めてきた。

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コースの脇には小さな酒場が。銅像はペイン・スチュワート

プレーに飽きたら、小さな小川に釣り糸をたらすのもいいだろう。コース近くの小さな港町には美味しいシーフードを出すレストランがいくつかある。ギネスビールを片手に、明日は何をしようかと考えるのもまた、愉しいものだ。

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ギネスとパブ。アイルランドの2つの名物

ここは遊び人たちの
最後の憩いの場

イングランドやスコットランドのコースとはどこか違う、荒々しさや大自然の息吹を感じながらのラウンドを堪能し、プレーの後には、都会の喧騒を離れた小さな田舎町でひとときを過ごす。

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アイルランドならではの美しくも荒らしい、本もののリンクスがここにある

世界中を旅してきた遊び人たちが最後の目的地として集う、それだけの魅力がここ、ウォータービルには隠されているのだ。

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コースの近くには、きらびやかではないが洒落たホテルが一軒。美味しい朝食が食べられるB&Bが数軒ある

【プレーガイド】
ウォータービル ゴルフリンクス
Waterville Golf links
http://www.watervillegolflinks.ie/
18 ホール、7378 ヤード(ホワイトティ 6810 ヤード)、パー72
設計・改造/クロード・ハーモン、エディ・ハケット(1973)、トム・ファジオ(2006)
クラブ設立/1889年

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旅行代理店などを通じて予約することが可能。ホームページから直接予約することもできる。ティタイムは限られているので、早めの予約が必要だ

Text & Photo Taku Miyamoto

宮本卓

宮本卓 みやもと・たく

1957年7月10日、和歌山県生まれ。
ゴルフカメラマンとして世界を舞台に活躍。マスターズ、全米オープン、全英オープン、全米プロといったメジャートーナメントの取材だけでも100試合を数える。
世界のゴルフ場の撮影にも力を入れており、2002年よりPebble Beach Golf Links、2010年よりRiviera Country Club、2013年より我孫子ゴルフ倶楽部でそれぞれライセンス・フォトグラファーを務める。
作品には、オーガスタナショナル公認カレンダー「81stマスターズトーナメント」(ゴルフダイジェスト社)、写真集に「美しきゴルフコースへの旅」「Dream of Riviera」、作家・伊集院静氏との共著で「夢のゴルフコースへ」シリーズ(小学館文庫)などがある。また、週刊ゴルフダイジェストに「宮本卓マスターズLABO」を連載中。
全米ゴルフ記者協会会員、世界ゴルフ殿堂選考委員。