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ベッドが作る理想の寝室空間
子どもと一緒に、夫婦それぞれが快適に

一級建築士事務所 OfficeYuu代表 Yuu

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子どもが小さなうちは一緒に。布製アーム付きベッドなら安心して眠れます。大きくなったら分割して子供部屋に移動できます(ハグミル2401/ドリームベッド)

子どもが小さいうちは一緒に寝る必要があるけれどベビーベッドを買うべき?夫婦でダブルベッドで寝ているけれど本当にぐっすり眠れている?ホテルのベッドはどうして気持ちよく眠れるの?そんな悩みや思いをお持ちの人もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、ホテルオークラのスイートルームやハレクラニ沖縄など一流ホテルのベッドを数多く手掛ける「ドリームベッド」を取材、理想の寝室づくりができるこだわりのベッドをご紹介します。

子どもと一緒に寝る読み聞かせベッド
人気の岡山デニムとのコラボモデルも

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眠る前の親子のひと時を優しく包み込んでくれる読み聞かせがしやすいベッド。こちらは岡山の人気デニムブランドMOMOTARO JEANSとのコラボモデル。傷に強く丈夫で、良質なデニムの手触りです(ハグミル2401 MOMOTARO JEANS コラボレーションモデル/ドリームベッド)

子どもが小さいうちは親と一緒の部屋で寝ることが多いと思いますが、悩むのがベッドのレイアウトです。

ダブルベッドで一緒に寝るのは少し手狭ですし、寝返りをうつ子どもが落ちないかも心配です。かと言ってベビーベッドは使用期間が短く、スキンシップや読み聞かせをするにはちょっと不便。中には夫婦のダブルベッドにDIYで頑張って柵を付けたという人も。

こちらは小さな子どもと一緒に寝るのにぴったりな布製ベッド「ハグミル」です。布製の安全アームがついているのでごろごろと頻繁に寝返りをうつ子どもを安心して寝かせることができ、超低床なので万が一落ちることがあっても安心感があります。

今回、ショールームで実際に体験して思ったのが、ベッドヘッドやアームなど身体に触れる部分が布だと安心感があるということ。木や金属と違って身体をもたれかけさせても痛くなく、包まれるような優しさがあります。

これならベッドの上で絵本を広げて読み聞かせをしたり、寄り添ってぐっすり眠ったり。親子で快適に過ごせる寝室づくりができそうです。

2台を組み合わせて成長と共に形を変える
布製カバーはカバーリング形式で取り外しが可能

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さまざまなサイズのベッドを組み合わせることが可能です。子どもが大きくなったら分割して分けたり、子供部屋に移動したり。ヘッドボードとアームのカバーは約50種類から選べ、クリーニングも可能。

ハグミルは様々なサイズのベッドを組み合わせることができるので、今の間取りに合わせて、またこれからの成長を考えて選ぶことで、無駄なくその時々で一番快適なレイアウトにできます。

例えばこちらの写真はアーム付きタイプのシングルサイズとダブルサイズを組み合わせたもの。子どもが大きくなったら、2つを離して置いたり、個室で寝るようになったらシングルベッドだけ子ども部屋に移動させたり。アームの後付けや取り外しができるようにしておくことも可能です。

子どもの成長に合わせてベッドの形を変化させることができるので、この先を長く快適に過ごせる寝室づくりができます。

夫婦で一緒に眠りながらそれぞれが快適
ダブルよりぐっすり、ツインより近いベッド

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ダブルとツインのいいとこどりのベッド。16種類の寝心地のうち12種類から選べます(ペアリングツイン/ Serta(サータ))

夫婦の寝室にはダブルベッド、そんなご家庭も多いことと思います。でも気になるのが寝心地です。ひとつのマットレスで2人で眠ると、相手が寝返りを打つたびに眠りが浅くなったり、目覚めてしまったり。生活リズムが違えば相手がベッドに出入りするたびに目覚めてしまうことも。

また質の高い睡眠をとるためには、骨格や体重、体形に合わせたマットレス選びが必要です。もちろん柔らかさや固さなどの好みも人それぞれ。本当にぐっすり眠れるベッドにするためには、本来ならそれぞれに合ったマットレス選びが必要なのです。

でもそうはいっても、ツインではちょっと距離を感じてしまう。そこで生まれたのが、夫婦それぞれに合ったマットレスを組み合わせてひとつにした「ペアリングツイン」です。ダブルよりぐっすり眠れて、ツインよりも近くにいられる、夫婦で一緒に居ながらそれぞれが快適に眠れるベッドです。

カバーリングでスキマ無くペアリング
ツインよりも省スペースでひろびろと

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ペアリングツインはシングルマットレスを2台並べてひとつにしたベッド。ペアリングパットやボックス型のパッドシーツで、マットレスもぴったり納まります(ペアリングツイン/Serta(サータ))

シングルベッドを2つ並べるツインスタイルだと、どうしてもベッドの間にスキマができてしまいますが、ペアリングツインはベッドフレームがぴったりセットできるように設計されているので、スキマ無く省スペースにレイアウトができます。

またマットレスも、ペアリングパットやボックス型のパッドシーツを使って2台をぴったりと納めることができるので、手足を伸ばしてお隣りにはみ出してもとても快適。子どもを真ん中にして寝ることもできるなど、ツインスタイルよりもひろびろと使えます。

夫婦といってもそれぞれに個性があるもの。体形も、好みも、生活リズムも異なるふたりがそれぞれに選んだマットレスで一緒に眠れば、毎日を更に心地よく暮らせそうです。

ラグジュアリーホテルの寝心地を自宅で
ひと晩で幸せを感じる快眠体験

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Serta(サータ)のマットレスを使用したハレクラニ沖縄仕様の特注ベッド。期間限定で購入できます。

今回、取材をしたドリームベッドのショールームマネージャー田村史郎さんによると、ショールームには一般のお客様だけでなく、ホテルのバイヤーなどのプロも訪れるそうです。

ホテルは今、ひと晩で幸せを感じることができる快眠体験を提供するべく、より高品質なベッドを導入して差別化戦略を図っています。

確かに素晴らしい寝心地を経験すると、またこのホテルに泊まりたい、毎日こんな風に気持ち良く眠ることができたらと思います。ショールームに訪れる人の中にも、ホテルでの素晴らしい寝心地の体験に感激して、わが家でも欲しいとおっしゃる人がいらっしゃるそうです。

こちらはドリームベッドとハレクラニ沖縄が共同開発したオリジナルのベッドです。実際にホテルで使用しているもので、2022年3月31日までの期間限定で購入が可能です。

ハレクラニ沖縄仕様で使われているマットレスは代表するベッドメーカーのSerta(サータ)で、シモンズ、シーリーと共に3つのSと称されています。通気性と耐久性に配慮がされたワンランク上の品質で、ヘッドボードもオリジナルデザインです。

サータはアメリカの人気マットレスブランドですが、日本のサータは全て国内生産で、日本の気候や日本人ならではの好みや体形に合わせた日本仕様になっているそうです。

ハレクラニはハワイの言葉で「天国に相応しい館」の意味、こんなベッドがあればわが家でも極上の寝心地を実現できそうですね。

ベッド選びは2回巡って
固いマットレスからフィット感が求められる時代へ

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ドリームベッドショールームでマネージャーの田村史郎さん。ドリームベッドは半年に一度、新提案をし続けるなど先進の技術とアイデアでプロのバイヤーも注目のメーカーです。ショールームへ行く際は事前予約を(ドリームベッド東京ショールーム)
※写真撮影時のみマスクを外していただきました。

ベッドは自分に合ったものを選ぶことが大切です。どのように選べば良いかを田村さんに伺ったところ、とにかく寝心地を実際に試すことが大事とのこと。1回横になるくらいでは差が分かりにくいので、ショールームをぐるりと見て回って、2回ずつ試すなどしてじっくり選んで欲しいとのことでした。

また部屋内でのレイアウトも重要になるので、部屋の内法のサイズを測り、できれば間取り図も持参するとアドバイスがしやすいとのことでした。

マットレスの固さに関しては時代によって変化していて、以前は固いのが良いとされていましたが、現在では身体へのフィット感が重要とされ、身体を包み込む柔らかさと支える固さの両方が大切になっているのだそうです。

ベッドの選び方で睡眠の質はもちろん、生活スタイルや暮らしの快適度も変わります。適切なベッド選びで理想の寝室空間を目指して頂ければと思います。

※本取材は2021年7月に行ないました。
取材当日はスタッフ一同検温をした上、マスクの着用、手指の消毒、ソーシャルディスタンスを徹底して実施いたしました。

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※コラムの内容や掲載商品は執筆時の情報であり、予告なく変更される場合がございます。最新情報をご確認ください。実施する際は、お客様ご自身の責任において行っていただきますようお願い申し上げます。

Yuu

一級建築士事務所 OfficeYuu代表 Yuu

一級建築士、 インテリアコーディネーターとして数多くの現場経験や相談実績をもち、住宅リフォームコンサルタントとして快適な住まいづくりのノウハウを発信している。