OUCHI-JUKU

第2回 照明(前編)

今回のテーマは照明です。
あかりは『暗いところを明るくする』という機能面はもちろんのこと
帰った時にあかりを見てほっとしたり、
キャンドルのあかりを眺めてリラックスしたりと生活に潤いを与えてくれるものです。
毎日の生活に欠かせないあかり・照明器具について、
基本的な知識と目的に合わせた使い方や効果的な演出方法についてご紹介いたします。
まずは『照明器具の基本的な知識』から今回のオウチ塾を始めましょう。

一般的な知識

1.基本的な照明の種類

― お部屋の全体照明 ―
■シーリングライト

天井に直接取りつけるタイプ。ダイニング用から全体照明まで。

■ペンダント

天井から吊り下げるタイプ。ダイニング用に使われることが多いが、全体照明にも。

■シャンデリア

多灯で華やかな印象。全体照明として。

■ダウンライト

天井に埋め込むタイプ。配置によって全体照明から補助照明まで。

― 部分的に明るさを出す・空間を演出する照明 ―
■フロアスタンド

床に置くタイプ。読書用や空間の演出用として。

■テーブルスタンド

テーブルに置くタイプ。作業用や補助照明として。

■間接照明

光を壁や天井に反射させて、柔らかな雰囲気を演出。

■ブラケット

壁に取り付けるタイプ。補助照明として。

2.あかりを選ぶ

光の色や広がりによって、空間の雰囲気はがらりと変わります。
演出したいシチュエーションによって、あかりを選んでみましょう。

■電球色/白熱灯のような光の色

お料理がおいしそうに見えます。あたたかな色の光は落ち着きの空間に適しています。

■昼白色/自然光に近い光の色

くっきり見えるので活動的なシチュエーションやお洋服選びに適しています。

■昼光色/爽やかで青白い光の色

涼しげですがすがしい光は、細かな作業や勉強に適しています。

以上、簡単に一般的な知識をまとめました。
次回は実践編です。オウチの中心であるリビング・ダイニングの照明について考えてみましょう。